夫婦関係が破綻した状態とは
夫婦関係(婚姻関係)が破綻した後の不倫については、慰謝料の請求ができません
では、具体的にどのような状態を「破綻している」というのでしょうか?
これについては明確な定義はなく、様々な事を考慮して判断されますが
原則的には
夫婦双方が婚姻関係を継続する意思を持たず、
また婚姻関係維持のための行動や努力を何もしていない状態のこと
例えば夫が勝手に家を出て行き帰って来ないが、妻は離婚する意思を持たずやり直したいと思っている、
といった場合には、別居をしていても夫婦関係が破綻しているとは言えません
このような場合には、夫は同居・協力・貞操の義務がありますので、別居しているから夫婦関係は破綻しており、不倫をしても慰謝料を払う必要はない、とはなりません
それに、当然扶養の義務もありますので妻に対し、生活費を支払う必要もあります
ですが、勝手に出て行った夫をそのまま放置し何年も経っている場合には「婚姻関係継続の為の行動や努力」をしておりませんので、破綻した状態と言えます
破綻していない事を証明するには目に見える証拠が必要となりますので、用意しておくことも必要かもしれません(例えば、定期的に手紙やメールを送るなど)
そして婚姻関係が完全に破綻してしまい、離婚に悩んでいる方へ
一般的には離婚=マイナスなイメージ・・・だと思います
特に日本はまだその傾向が強いようです
アメリカ等では離婚率が高いということもあり、全く気にしていないように思います
私は、離婚自体はニュートラルなものでプラスでもマイナスでもなく、人生の転機だと思っています
離婚の渦中にいる人はそんな冷静に対処できないと思いますが、私の知る限り離婚を後悔している人は一人もいません
離婚をすすめるわけではありませんが、無理して結婚生活を続ける事にどうしても賛成できません。
お金のために、子どもの為に・・・
離婚を留まる理由はたくさんあるかもしれません
ですが、離婚をしても親と子の絆は切れませんし、また、お金で幸せは買えません
人の習性として、「現状を打破できる可能性があっても未知の世界を選ぶより、今辛くても現状維持を選択する」という人の方が圧倒的に多いといいます
そして、我慢の限界に達してやっと行動に移す・・・
離婚も同じ事が言えるのかもしれません
離婚をプラスに変えるかマイナスに変えるかは自分次第、
幸せになるための決断をしてほしいと思います