離婚前の財産確保、財産を隠される前に
今すぐ離婚したい方や、今直ぐは無理だけど離婚を考えている方、
まずやるべきことは財産の確保です。
財産の管理は妻がしている、夫の収入も把握できている…という方は読み飛ばして頂いて大丈夫です。
最近では、お金を別管理にしているご夫婦や、夫が管理をしているという家庭が増えています。
夫が管理をしているところの特徴としては、年収が1000万円以上あるような割と高収入の男性が多いです。
そして高い割合で不倫もしている傾向にありますが、ここではまず財産に絞ってお話したいと思います。
離婚の財産は名義に関わらず、1/2の権利があります。(婚姻前の財産や相続で得たものは除きます)
専業主婦でも1/2です。
夫名義の預貯金や不動産も妻には1/2の権利があります。
不動産に関しては隠しようがないのでいいのですが、問題は預貯金や株などの証券。
夫の財産開示は任意のため、万一裁判になっても強制的に開示させることができません。
但し、銀行名と支店名(証券会社名)さえ分かっていれば、裁判所の権限(もしくは弁護士の権限)で照会をかけることができます。
何も分からないでは調べようがありませんが、銀行名と支店名が分かっていればどうにかなります。
ですので、なんとか銀行名と支店名だけは確保してください。
そして、もし夫にあるはずの財産を移されてしまい、預金残高が減ってしまったら…銀行にもよるかもしれませんが5年くらいは遡ることができるようです。
最近ではネットバンクも増え通帳で管理しないこともありますが、その場合には定期的に明細が届きますので、銀行から郵便物が届いたら要チェックです。(銀行名と支店名を携帯カメラで構いませんのでパチリ)証券も同様です。
離婚を口に出す前に(警戒される前に)財産の確保です。