産後の離婚率上昇…産後クライシス
産後クライシスという言葉は最近ニュースなどでもよく耳にします
産後2年以内に離婚するカップルが多いということから、最近注目されているようです
原因は、いくつかありそうですが・・・
「妻の夫に対する愛情が薄れ、夫に対する不満が爆発する」
といったケースが多いようです
妊娠中は、夫に向けられていた愛情が子どもが生まれたとたんに全て子どもへ注がれる・・・
というのはよく聞きますが、そんなに単純なものではないと思います
産後クライシスの調査結果によると、産後夫が育児に参加するかどうかで大きく変わるそうです
実際に、離婚を専門に扱ってきている立場からも言えることですが
産後2年以内に離婚を考えて相談にいらっしゃる方の殆どが、夫の浮気です(若しくはモラハラや暴力)
産後、夫に対する妻の愛情が薄れるというのは、単純に子どもに向けられたからというだけではなく、
夫への愛情が薄れる原因を、夫自らが作り出しているともいえます。
産後の育児は男性が思う以上に大変なのです。
今、産後クライシスに陥っているけど、「夫の不倫や暴力など、決定的なものはない」という方
離婚を考える前に、まず話し合うことで殆どは解決できると思います。
夫婦生活も重要
産後にありがちなものとしてもう一つあげられるのが、夫婦の性生活についてです。
これは、女性からすると「育児で疲れ切っているのにそんな余裕はない」と言いたいですし、実際に産後はホルモンバランスの関係で、そういった行為自体を受け入れられない状態になったりもします。
男性に比べ、女性にとっては別になくても困らないものとして軽視しがちですが、実は重要な要素を占めています。
これは「法的」にも言えることなのですが、性生活を拒み続けることは離婚原因になりえます。
だからと言って決して「義務感」を押し付けたいわけではありませんので、法的な話は一旦おいておきます。
産後妻に性生活を拒否され、それが原因で外に女性をつくるいわゆる「不倫」をする男性は少なからずいると思います。
断られること自体、男性なりに傷つくようで、それが1度や2度だけでなかったりするとさすがに妻に対して求めなくなります。それがきっかけでセックスレスになる夫婦は非常に多いです。
拒否されたら不倫していいのか・・・そんなことは決して許されませんので慰謝料が発生するわけですが、拒むことで夫に不倫をされるリスクが多少なりとも上がることを知って頂きたいと思います。
性生活は拒むけど、外で発散するのは許せない…それではあまりにも自分本位で身勝手です。
産後クライシスは、夫にだけ原因があるとは限りません。
お互いの思いやりと歩み寄りが大切です。
※ご依頼者の心の満足を目指してサポートしております。